WONDERLIZE INSIGHT
経営者と人事のための、採用・組織レター Vol.06
学生の第一志望は、
「すごい会社」ではなく
「働く自分が見えた会社」。
盛大なインターンシップより、忘れられない一日。
自社の知名度に自信が持てず、良い学生は大企業に流れると半ば諦めている会社は多いです。規模で負けている。予算も限られている。派手なインターンシップも用意できない。だから採用でも勝ち目はない。そう思い込んでいる経営者や人事に何度も出会ってきました。でも500社以上の採用を見てきて、私はまったく逆の確信を持っています。学生が第一志望を決める理由は、会社の大きさではありません。
学生が本当に見ているのは、その会社で働く自分の姿がはっきり浮かぶかどうかです。どれだけ立派な説明会でも、自分ごとにならなければ記憶には残りません。反対に、たった一日の職場体験でも心が動けば第一志望に変わります。
私が見てきた中で、学生の志望度を決めた瞬間はいつも些細な場面でした。社員が本音でしくじり話を語った時。質問に、その場で真剣に考えて答えてくれた時。若手が遠慮なく自分の意見をぶつけている光景を見た時。派手さはありません。お金もかかっていません。けれど学生はそこで、「この中に自分がいる」と感じるのです。
これは規模の大きい会社にも、そのまま当てはまります。名前が知られているほど、応募は集まります。けれど「知っている」と「働く自分が見える」は別物です。名前だけで選ばれた会社は、もっと大きな名前が現れた瞬間に選ばれなくなります。どんな会社にも、この落とし穴は同じようにあります。
第一志望は、規模ではなく“働く自分が見えたか”で決まる。
FROM THE FIELD
現場で、何度も確かめてきたこと
だからこそ、採用に自信のない会社にこそ勝ち筋があります。規模やブランドは、すぐには手に入りません。けれど「働く自分が見える一日」は、今からでもつくれます。そしてその一日は、大企業の看板よりも学生の心に長く残ります。
採用は持っているものの勝負ではありません。どんな一日を用意できるかの勝負です。その設計を見直すことが、欲しかった学生を振り向かせる最初の一歩になります。
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